生理前にきび
2019/12/5修正して更新
▼生理前ニキビの原因
・黄体ホルモンの影響と共に、肌が本来持つ免疫力が衰えていることが主要因。
・生理前にできるニキビは、思春期のニキビと同じ治療方法では治りません。
・生理前でもニキビにならない人がいるのは、健康な肌を維持しているから。
生理前ニキビの予防
生理周期に合わせてニキビケアを行ってみましょう。
基礎体温を測って自分の生理周期を知ることが大切です。
生理が終わったころから排卵時期までは卵胞ホルモンが増加して肌トラブルの少ないときです。
ビタミンC誘導体などを含んだ基礎化粧品で肌ケアをしっかりと行います。
排卵が終わってから生理開始までは、黄体ホルモンが増加します。
この時期は、肌を休ませて十分な保湿を行います。
皮脂が多くなるので、洗顔もより大切になります。
低刺激の石鹸を使ってぬるま湯で肌をこすらずに汚れを落とします。
【正しい洗顔方法】
【ニキビ洗顔 注意すべき事】
生理前ニキビの治療
油分の少ない食事と規則正しい生活を心がけることが大切です。
ストレスを溜め込まないことも大切です。
できてしまったニキビを治すには、専門的な治療が必要になります。
生理前ニキビには速効性のある治療方法は確立されていませんが、黄体ホルモンの働きを抑制する低容量ピルや生理痛を和らげる漢方薬などが効くケースもあります。
生理前ニキビ以外にも不調を感じる場合は、月経前症候群(PMS)かもしれません。
専門医の診察をおススメします。
病院でのニキビ治療
美容皮膚科・皮膚科が主な診療科となるニキビ治療は、内服薬・外用薬は保険適用で治療可能ですが、レーザー治療などの場合は保険は適用されませんので注意が必要です。
内服薬
抗生剤・抗炎症剤
白・黒ニキビの場合はアクネ菌の繁殖を抑える抗生剤、赤ニキビの場合は抗炎症剤が処方されます。
ビタミン剤・漢方薬
自己治癒力を高めニキビ改善する治療です、他の治療法と並行して実施されます。
低用量ピル
生理前に起るホルモンバランスの乱れを改善し、皮脂分泌量を減少させるために処方されます。
外用薬
抗生剤・抗炎症剤
白・黒ニキビの場合はアクネ菌の繁殖を抑える抗生剤、赤ニキビの場合は抗炎症剤が処方されます。
外用レチノイド
毛穴の詰まりを改善する作用があり、白・黒ニキビの場合に処方されます。
高濃度ビタミンC誘導体ローション
アクネ菌除去作用、肌への色素沈着効果もあるため、ニキビ予防・ニキビ改善・赤み改善と初期ニキビ〜ニキビ痕の治療に処方されます。
ビタミンC誘導体の濃度は、化粧品が1〜2%が一般的ですがクリニック・エステサロンになると5〜6%が多いようです。
また、ビタミンC誘導体の濃度は高ければ効果が高い訳ではなく3〜6%濃度が最も効果的に働くというデータがあります。
美容皮膚科
効果は高いのですが、保険適用が出来ない治療が主です。
ケミカルピーリング
古い角質を除去し、肌のターンオーバーを促す治療法です。
肌のターンオーバーが正常化するため、赤み改善に効果的な治療法です。
レーザー照射
毛穴の深部に熱を発生させ、肌のターンオーバーを促進する治療法です。
色素(赤み・シミなど)の原因物質を排出する効果があるため、クレーターなどの重度ニキビ痕の治療にも効果的な施術です。
光照射
色素(赤み・シミなど)の原因物質を剥がす治療法です。
主に、赤みが取れない時に行われる治療法です。